身体が硬いからヨガは向いてない?

初回参加者の方から、かなり高確率でいただくご質問。

「身体が硬いのですが、大丈夫でしょうか?」

検索すると、いろんなことをいろんな講師が答えていますが、ここでは私なりの意見を表明しておきたいと思います。

結論からいうと「全然関係ない」です。

私のクラスでは、姿勢と呼吸を整えることで、心身を調整しようとしていますので、その途中経過に過ぎないポーズの完成形は、怪我さえしなければ、個々人の柔軟性に応じた形でOKだし、必要があればどんどん道具も使って良いと考えています。

料理に例えるなら、結果的に美味しいものが楽しく作れるならば、包丁の握り方や野菜の切り方は、まあまあできていれば良いでしょ、皮むき器でもバーミックスでも使えるものは使った方がいいでしょ、というスタンスです。

もちろん、包丁で指を切らないように、とか、鍋が熱いから気をつけて、的な内容は最低限伝えますし、美味しく味付けするためにおさえておくと、うまくいくポイントなどは丁寧に説明しますが、それ以上のことはやりながら倒けつ転びつ学んでいったほうが断然楽しいし、本質的なことが伝わることを、個人的には実感しています。

もっとカッコ良いポーズがとりたくなったら、別のワークショップやティーチャートレーニングに行けば良いですし、普段の生活を楽しくストレスフリーにするのに、細かいポーズの出来不出来にこだわる必要は全くないんですよね、、。

ですので、身体の柔軟性で生徒さんに劣等感や疎外感を感じさせることがあるとしたら、それは私の力量不足です。

講師のポーズを真似したり、周りの目を気にして無理したりして、身体を傷めるなんてことは、絶対にあってはならないと思います。

ポーズを完成させることよりも、

  • ご自身がありのままで十分素晴らしいこと
  • ご自身にとって、人生で一番気持ちの良い境地を追求すること

をしつこく何度でも伝えてゆきたいと思っています。
そのために必要な力の入れ方や、姿勢のとりかた(アライメント)、呼吸法などは、かなり丁寧に説明を入れています。

その先に、柔軟性やポーズの完成度を上げる目標が出てくるのはとても良いことですので、個別でご相談いただければお答えします!

ただ、以上は私の考え方なので、ヨガの流派によっては、身体の柔軟性を必要とする動きが「できること」に重きをおく先生もいるとは思います。

先の料理の例えでいえば、皮むきがめちゃくちゃ苦手な人に皮むき器を使わせず、延々包丁の使い方を学ばせる、それが本当の料理というものだから、、、的な考え方といいますか。

どちらが良いというわけでもなく、そういう指導を好む方もいるでしょうから、ご自身の指向性や、その時の課題に合わせて選ぶと良いと思います☆

でも、ヨガを「身体の軟らかい人だけのもの」と思い込んでしまうのは、非常にもったいないので、諦める前にぜひアマテルヨガにお越しくださいね(ちゃっかり宣伝)。

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